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2016年2月糖尿病教室
【医師より】
食事は血糖の変化と密接に関係しています。高血糖の状態が持続すると全身の血管が傷害され、様々な合併症をきたします。空腹時の血糖が高い方は細小血管障害、食後の血糖が高い方は大血管障害に特に注意しましょう。また、糖尿病の方は感染症に対する注意も必要です。特にこの時期はインフルエンザ情報に注目し、熱がないが寒気がする、夜中に寒気がきた、頭が痛い、食欲がなくだるいなどの症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう。
【看護師より】
糖尿病に関する検査には診断を目的とするもののほか、治療効果や合併症の有無を知るために行なう検査があります。体調がよい時も医師と相談して定期的に検査を受けましょう。また、合併症の予防には血糖コントロールが重要です。目標の数値を目指して、食事、運動など、一緒に頑張りましょう。
【管理栄養士より】
2月のはじめは中国のお正月、「春節」でたくさんの観光客が日本にも訪れていましたが皆さんはどんなお正月を過ごされたでしょうか?お餅はたくさん食べましたか?今回の糖尿病教室ではお餅作りにチャレンジしました。たくさんのご飯から小さなお餅ができ、「ご飯はこんなに食べられないけど、お餅なら食べてしまっているかも!」と、お餅のカロリーに驚かれている方もいらっしゃいました。お餅の適正量がわかったら、次はご飯の適正量についてです。もうすぐ3月、3月と言えばひな祭り!ということで、ピンクのご飯できれいな桃の花を咲かせました。ご飯を何度も量り、「わたしはいつももうちょっと多いかも・・・」「ご飯ってこんなに食べていいの?」と普段食べている量と比べて適正量がどのくらいか感じて頂きました。毎回は面倒かもしれませんが、食べるものを量ってみることで食べ過ぎているもの、不足しているものがよくわかります。ときどきお家でも“量って食べる”に挑戦してみてくださいね。