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2016年4月糖尿病教室
桜の花も盛りを過ぎ、吹く風も暖かく感じられる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。4月の糖尿病教室では、医師より「糖尿病と神経障害」について、看護師より「フットケア」について、管理栄養士より「魚の適正量と簡単調理法」についてお話しました。
【医師より】
今回は糖尿病の三大合併症の一つである神経障害についてお話しました。血糖が高い状態が続く事で全身の神経が溶けてしまい神経障害が起こります。症状としては足の裏がジンジンしたり、足の感覚が鈍くなったりします。気になる方はアキレス腱反射やタッチテスト等の検査を行いますのでご相談ください。神経障害を予防する為には血糖コントロールを行う事が大切です。
【看護師より】
「足のチェックを毎日しましょう」ということで足のチックの仕方やフットケアについてお話しました。神経障害が起こると足の感覚が鈍くなり傷に気付かない事もあり、また糖尿病の方は水虫の罹患率が高く足のチェックやお手入れをする事が大切です。毎日足を洗い、足の裏、指と指の間、足の甲など隅々までチェックしましょう。水虫の治療や爪の生え変わりには時間を要すため根気強く治療を行う事が大切です。また、爪が巻き爪で切りにくい方や目が見えにくくて切りにくい方は毎週火、金の15時より予約制でフットケア外来を行っていますのでお気軽にご相談ください。
【管理栄養士より】
今回は主菜にあたる表③のお話でしたが、その中でも魚について詳しくお話しました。皆様突然ですが、「鰆」や「秋刀魚」は何と言う魚の名前でしょうか…?漢字からもわかるように、魚にもおいしい旬の季節があります。今回まず初めにいろいろな種類の魚を旬ごとに分けてもらいました。グループで魚釣りを行い、代表的な旬の魚をお伝えしました。適正量についても実物大の媒体を使って班で考えてもらいました。てのひら1枚分が目安ですが、脂質の含有量によって1単位の分量の違いが大きいため注意が必要です。青魚より白身魚の方が比較的低カロリーです。最後は動画を交えながら、市販の便利グッズや魚の缶詰を使って、簡単ですぐにできる魚料理をお伝えしました。良く食べる食材の適正量を覚えておく事がバランスの良い食事への第一歩となります!