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2016年8月糖尿病教室
【医師より】
今回は大血管障害についてです。血管の動脈硬化が引き起こします。心筋梗塞、脳梗塞、足の血管がつまる閉塞性動脈硬化症についてお話しました。特に食後の高血糖が全身の血管へのダメージが大きいといわれています。糖尿病の方は食後の血糖コントロールが悪いと発症のリスクが高いといわれているので気をつけましょう。
【看護師より】
熱い夏!リオオリンピックもメダルラッシュ!応援にも熱が入りますね。まだまだ続く暑い夏!今回は熱中症対策を含めて、看護師からも大血管障害の合併症を見逃すなということで『え』壊疽(閉塞性動脈硬化症)、『の』脳梗塞、『き』狭心症・心筋梗塞それぞれの症状についてお話しました。細小血管障害のようにじわじわ進行するのではなく、突然症状が現れ、または無痛性のこともあります。生死に関わることもあります。皆さん真剣に聞いておられました。
【管理栄養士より】
夏と言えば夏祭り!!ということで、8月に開催された糖尿病教室では、屋台のゲームを取り入れながら、栄養バランスの良い食事についてお話をしました。栄養バランスのいい食事とは、炭水化物を含み、体を動かすエネルギー源になる「主食」、たんぱく質を含み、細胞・筋肉・内臓・血液・皮膚の原料になる「主菜」、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含んでいる「副菜」の3つがそろった食事のことです。動画では、主食・主菜・副菜と書かれたヨーヨー釣りをし、それぞれおにぎり、豚肉、ゴーヤをプレゼントしました。この動画を通して、主食・主菜・副菜の食品の例を知っていただきました。実習は、射的ゲームを行いました。ある献立を提示し、足りない料理カードの的を割り箸鉄砲で当て、栄養バランスの良い食事を目指しました。「目玉焼きは主菜!」「野菜は副菜!」など班のメンバーで声を掛け合い、協力して取り組んでおられる姿が印象的でした。糖尿病の食事療法では、主食・主菜・副菜のそろったバランスのいい食事を心がけましょう。